国際バカロレアとは?
国際バカロレア(以下IB)は多様性に対する理解と尊敬を通して、世界平和に貢献することができる若者の育成を目的に設置された国際水準の教育プログラムのことです。
倉吉東高は2022年9月に正式に国際バカロレアディプロマプログラム(DP)の認定校となりました。
IBの学びの特徴は次の通りです。
IB教育
理念
国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。
探究型の学び
生徒が主体となって探究型の
学習を主体的に行います。
学び方を学ぶ
学びのために必要なスキルを
身につけながら学習します。
コア科目
知の理論、課題論文、CAS
活動を通して社会と自分の
関係を振り返ります。
倉吉東高校におけるIB教育
本来国際バカロレア機構の教育プログラムは年齢別に4種類あり、高校生対象のプログラムはDP(ディプロマ プログラム)と呼ばれています。その中でも日本語による授業が可能なプログラムは日本語DP(DLDP)と言われます。このプログラムではグループ2(言語習得)以外にもう1科目英語で実施する必要があります。
具体的には1~6の教科群とコア科目と言われる3科目から成るプログラムを高校2年生の4月から高校3年生の10月末までに学び、11月に世界統一試験を受け、スコア(得点)が結果として通知されます。その結果により、日本のバカロレア入試を実施する大学や世界の大学に直接入学願書を送付し本校を卒業後直接国内外の大学への進学が可能です。倉吉東高校の卒業資格とDP(ディプロマ プログラム)の修得の2つを目指します。
本校での入学〜卒業までの流れ
履修科目
各グループから1科目ずつ選択(3科目は上級レベル)し、2年かけて学習
コア3科目は必修
評価は内部評価+外部評価(3年11月に世界統一の筆記試験)
SL→標準レベル HL→上級レベル
赤字は英語で授業が行われます
|
IB系(文系) |
IB系(理系) |
DP科目 |
言語A(言語と文学,日本語) HL
×
言語A(言語と文学,日本語) HL
甲斐先生 (担当教科:言語A)
上垣先生 (担当教科:言語A)
宋先生 (担当教科:言語A)
言語B (英語)HL
×
言語B (英語)HL
清水先生 (担当教科:言語B)
エマ先生 (担当教科:言語B)
谷口先生 (担当教科:言語B)
歴史 HL
×
歴史 HL
髙濵先生 (担当教科:歴史)
岩野先生 (担当教科:歴史)
化学 SL / 生物 SL
×
化学 SL / 生物 SL
寺谷先生 (担当教科:化学)
吉田先生 (担当教科:化学)
岩間先生 (担当教科:生物)
数学解析とアプローチ SL
×
数学解析とアプローチ SL
小松先生 (担当教科:数学)
フィリップ先生 (担当教科:数学)
桑名先生 (担当教科:数学)
久文先生 (担当教科:数学)
音楽 SL / 美術 SL
×
音楽 SL / 美術 SL
石黒先生 (担当教科:音楽)
山田先生 (担当教科:美術)
|
言語A (言語と文学、日本語)SL
×
言語A (言語と文学、日本語)SL
甲斐先生 (担当教科:言語A)
上垣先生 (担当教科:言語A)
宋先生 (担当教科:言語A)
言語B (英語)SL
×
言語B (英語)SL
清水先生 (担当教科:言語B)
エマ先生 (担当教科:言語B)
谷口先生 (担当教科:言語B)
歴史 SL
×
歴史 SL
髙濵先生 (担当教科:歴史)
岩野先生 (担当教科:歴史)
化学 HL
×
化学 HL
寺谷先生 (担当教科:化学)
吉田先生 (担当教科:化学)
数学解析とアプローチ HL
×
数学解析とアプローチ HL
小松先生 (担当教科:数学)
フィリップ先生 (担当教科:数学)
桑名先生 (担当教科:数学)
久文先生 (担当教科:数学)
物理HL/生物HL
×
物理HL/生物HL
浪花先生 (担当教科:物理)
楳田先生 (担当教科:物理)
岩間先生 (担当教科:生物)
|
コア・・・CAS(創造性・活動・奉仕),EE(論文課題),TOK(知の理論)
×
コア・・・CAS(創造性・活動・奉仕),EE(論文課題),TOK(知の理論)
今﨑先生 (担当教科:CAS)
山﨑先生 (担当教科:CAS)
徳田先生 (担当教科:EE)
麻田先生 (担当教科:EE)
岩野先生 (担当教科:TOK)
宋先生 (担当教科:TOK)
山田先生 (担当教科:TOK)
種子先生 (担当教科:TOK)
|
目指したいIBの10の学習者像は?
探究する人
探究する人は、生涯学習者としてその生涯を通して学び続けるために情熱と根性を持って学び続ける人になりたい。
どうしてIBを選んだ?
IBの理念にある「平和につながるような人材」になりたいから。
私は、「平和は教育活動によって実現できる」と考えていて、IBの理念に共感したから。
生涯を通して学習していくことや、探究しながら学習していくこと、自分の考えとか人の考えとかを共有しながら学んでいくという学びのスタイルがすごく素敵だなって思ったから。
将来は?
先生になって学びの大切さや楽しさを伝えたい。
開発途上国の子供たちに医療を届けたい。